ストーリー

 幼い頃に母親を亡くした主人公『志賀海人(しが かいと)』は、
 義母である『志賀小夜』を本当の母親のように慕っていた。
 
 自慢できる程に、美しく魅力的な義母。
 そんな小夜に対する憧れが、
 少しずつ恋心へと昇華していく日々。
 
 許されざる想いに心かき乱されつつも、
 日に日に小夜を目で追う事が多くなる。
 
 思い悩む海人には、もう一つの気がかりな事があった。
 それはクラスメートの母親であり、
 PTA会長を務めている『工藤玉江』の事だった。
 玉江は、何かと小夜にPTAの用事を手伝わせては、
 その度に小夜を叱責する。
 小夜が叱責されるのを見る度に、
 彼の心の奥底では玉江に対する反感が募っていった。
 
 気持ちの沈みがちな海人にとって、
 気を紛らわしてくれる存在が、
 喫茶店『星のかけら』のオーナーである『野口奈緒』だった。
 夫と死別して後、今の喫茶店を開いた奈緒は、
 持ち前の明るく面倒見の良い性格で、
 色々と海人の話相手になってくれていた。
 
 恋心を抱いた女性。苛立ちを感じさせる女性。心安らげてくれる女性。
 
 色々な意味で海人に強い気持ちを抱かせる、
 三人の美熟女に囲まれた夏が今始まる。