イベントCG
良治「な、奈津乃さん……?」
その俺の腕の中にあるナニかをマジマジと見ると、それは見紛う事無き奈津乃さんの姿があった。
奈津乃「くっ……」
体中をビショビショに濡らした奈津乃さんは、ギュッと強く瞳を閉じたまま、しがみ付くように俺に抱き付いてくる。
良治「な、奈津乃さん、どうしたんですか?」
奈津乃「うぅ……ぁぁ」
俺の声も聞こえないのか、奈津乃さんはブルブルと激しく体中を震わせるだけで、何も答えない。
良治「………」
どう、しよう。奈津乃さんパニック状態になっているみたいだ。
このまま、奈津乃さんが落ち着くのを待った方がいいのかな。でも………。
良治「ごくっ」
ビショビショに濡れた服は、奈津乃さんの体に張りついて、柔らかそうな体のラインを殊更に強調している。
乱れた短いスカートからは、肉付きのいい奈津乃さんの太腿が、俺を刺激するように覗いて見えた。
良治「………」
それに、こうも強く抱き付かれていると、いやが上にも奈津乃さんのムッチリとした体の感触を意識してしまう。
良治「あ、あの……」
やっぱり、ダメだぁッ!! このまま、奈津乃さんに抱き付かれていると、あらぬ想像を止める事は出来なかった。
奈津乃さんの肩に置いた手に力をこめると、どうにか奈津乃さんの体を離す事にする。
『ピシャッ!! ガシャッ!! ドドッ!!』
奈津乃「きゃぁぁッ!!」
良治「うわッ!!」
間近に落ちたのではないかと思うほど、激しい落雷の音が鼓膜を突き刺してくる。
その落雷の音に、負けないくらいの大きな悲鳴を上げると、
奈津乃さんは、今まで以上に強く俺にしがみついてきた。