ストーリー
霞と主人公である良治は、許されない関係と知りながらも、お互いに体を重ねあっていた。

そんなある日、霞の夫であり、良治の叔父である寿志の転勤が、霞の口から良治に告げられる。
霞は、これを機に寿志と別れて良治と結ばれたいという事を、遠まわしに口にした霞に対して、
良治の胸に真っ先に過ぎったものは戸惑いだった。
いずれは霞と一緒に暮す事を考えていた良治だったが、 この突然過ぎる別離に、言葉を継げなくなってしまう。
その良治の態度を見た霞は、自分が想っている程に、良治が自分の事を想ってくれていないのではと感じ、
失意のうちに身を引く事を決意する。
気まずい関係になったまま、引越しする日が来てしまい二人の関係は消滅した。

霞との別離から、二年後・・・。

良治は自分の選択を悔いたまま、大学の院へと進学していた。
そんなある日、霞の妹であり、大学院の先輩である春海から、 夏休み中のバイトを紹介される。
そのバイトとは、避暑地にあるペンションの手伝いだった。強引にバイトを決められ呆れた気持ちもあったが、
それでも、特に予定のなかった為に、春海に教えられたバイト先に向かう良治。
バイト先では、ペンションのオーナーである『久方 奈津乃』から、一緒に働くバイトの女性を紹介される。
その女性は、主人公が会いたいと切に願っていた霞だった。
気後れと、それ以上に大きな喜びで胸を満たした良治のバイト生活が始まる・・・。