ヒロインたちが園芸部の部室として使っている旧校舎。
様々な人々の想いが詰まっているのであろう。
その古さも含め歴史的な遺産ではあるのだが、
随分とくたびれてしまっている。
学園の片隅の皆に忘れ去られたような場所にひっそりとある。
普段からほとんど人が来ることもなく、
新校舎からの声も届くこともなく非常に静か。
裏手には山道に入っていくけもの道がうっすらとある。

園芸部部室として勝手に改造、改修した。
園芸に関するものだけではなく、
趣味の本や、ゲーム、お茶セット果ては寝具まで、
様々なものが部員により持ち込まれていて、非常に快適。
いざとなれば、しばらくの間立てこもることも
出来そうな雰囲気がある。
ヒロインたちの憩いの場となっている。
誰が引いてきたのだろうか、
夜には電気が付き、水も引いてきている。

園芸部員が廃校舎を乗っ取り、
その後整備されたトイレ。
最初は古いなりに奇麗なだけのトイレだったが、
アーシャが幻獣界から持ち込んだ妖しい植物達の
秘密の園芸室になっている。
幻術を使用しているおかげか、
見た目は整っていて非常に奇麗。

かつて戦場があったとされるところに生まれた、
呪われた汚水で満ちている。
「ヒト」が生身のままでは数分と持たないであろう死の沼。
どろりと汚水が広がり、
濃厚な腐ったにおいが辺りに立ち込める。
果たしてこの中に生を持つ者がいるのだろうか……。

かつて大規模な戦の合った跡地。
荒廃した荒野と砂に埋もれつつある建物群が
どこまでも広がっている。
ときおり狂おしき魂の叫びが風に乗って通り抜ける。
全てが砂に朽ちるのも時間の問題だろう……。

小さなぼろ家だが、すごく温かみに包まれている。
いたるところにいろいろな物が散乱している。
よくわからないが、中には金属を使用した
機械のようなものもあるように見える。

ベッドにはくせっ毛が……?

神聖さはすでになく腐った匂いに包まれる祭壇。
辺りには本来は祀られる対象であろう朽ちた死体が散らばり、
臭気と呪いの胞子を飛ばしている。
一帯はまるで地獄の底からの死者の怨念に包まれているようだ。

エルフの国家であるマーラディアンの遠景。
森の中だけで暮らしていた昔とは違い、
高度なの魔法土木技術を取り入れ、国を築いた。
エルフとしては落ち着くのであろう、
森や水などといった自然とうまく調和し、
自然にあふれた非常に美しい国である。

少し前に、妄執の魔導士の反乱により、
破壊された国はの崩壊寸前までいった。
現在は民主国家として生まれ変わろうとしていらしい。